CONCEPT

VRとストレス計測で実現する新たな設計のかたち「コ・クリエーション」

 今日の「ものづくり」は、大きな変革期を迎えてます。その中の1つにコ・クリエーション(協働創作)があり、作り手と使い手の隔たりを超えて新しい「ものづくり」のあり方が模索されています。馬淵研究室では、Virtual Realityやストレス計測などの多様な技術を用いて、設計者(作り手)とユーザー(使い手)の垣根を可能な限り取り払い、コ・クリエーション可能な場の構築を目指しています。

 馬淵研究室が考えるコ・クリエーションとは、作り手と使い手の間に存在する隔たりを可能な限り取り払い、互いの知恵を活かして協働で創作する行為を指します。この行為を成立させる上で重要なことは、「隔たりの解消」にあります。特に、馬淵研究室では、多様な隔たりの中で「認識力」を中心に解消を目指します。

 具体的には、VRやストレス計測を用いて2つの解決手法を提案しています。

  1. 使い手の身体情報を両者の共通認識としてデザイン協議をする手法

  2. 使い手の認識力を向上させて作り手の認識力に近似させる手法

 また、建築分野におけるコ・クリエーションは、「研究による探求」と「設計による実践」の両輪により模索されることが肝要です。つまり、新しく考案したコ・クリエーション手法を実験や調査によって検証するだけでなく、建築設計実務に応用して実践に耐えうると証明できることが理想的です。また、建築設計実務への応用が気づきとなり、新たな研究につながることもあります。馬淵研究室では、研究(実験・調査)と設計(設計監修)をシームレスに繰り返すことで、豊かなコ・クリエーションの場の創出を目指しています。

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