2021 前川宗一郎
新型コロナウイルスの蔓延により、人々のライフスタイルは大きく変化した。一つの場所から複数の場所で働くようになり、それに伴って、一つの住所に住まう暮らし方から多拠点を転々としながら住まう暮らし方も受け入れられる時代となった。このような暮らし方に合った定額制で全国各地の住宅に住まうことのできるサービスに「サブスクリプション型住宅」がある。
本計画では、このサブスク住宅利用者と地域に根付く地元住民との「つながり」を生み、その地域の文化や風土を保全し、後世へと「つづく」ようなサブスク型住宅を、3つの敷地を設定して提案する。このサブスク住宅により、現代の都市一極集中の世の中から、地方への移住者を増やし、地方格差の無い未来を目指すことを目的とする。
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