2021 太田良弥
現在、ひきこもりの人数は 100 万人を超えていると言われている。それには近年、インターネットの普及や多分野での技術力の発達により便利な世の中となり、人との距離が疎遠になりつつあることが原因だと考えられる。一方、地方には人口が減少し存続が困難な限界集落が多くある。世間から忘れ去られつつあるこの地域は不便だが、だからこそ、お互いに助け合い、協力する文化を形成している。
本計画は、日本に古くからある文化と近代的な造形、技術を組み合わせることで、ひきこもりの人たち、集落の再出発の場となる建築を目指した。
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